クラシック音楽のデザインと印刷|コンサートチラシ・ラボ

クラシック音楽にまつわるデザインと印刷を格安価格でご提供。コンサートチラシをはじめ、プログラムやチケットなど様々な印刷物にご対応。プロのデザイナーによる高品質のデザインで集客につなげるチラシ制作で演奏家をサポート致します。

チラシの魅力を「グッ」と引き出す裏ワザ

ガエターノ・ドニゼッティ作曲のオペラ『愛の妙薬』(あいのみょうやく)についての公演チラシ作成をご依頼頂き制作しています。

どんなご依頼の場合でも最初に下調べをしてから制作に望むのですが単純に内容を把握するだけではなく、ポイントで深く掘り下げることによってチラシの魅力がグッと増してきます。
そんなデザイン的な視点からみたポイントを記してみたいと思います。

時代と肖像画を掘り下げてみる!

今の時代だからこそアーティスト写真を絵画にしては!?

1832 年の初演のこのオペラ、日本では大塩平八郎の乱よりもう少し前で、もう少し後に坂本龍馬が生まれる頃です。こういったチラシなどを作るとき作曲家の肖像が 絵画であるか写真であるかでもある程度時代を推測できますが、同じ時代を日本で生きた坂本龍馬が写真を多く残しているのと比較してドニゼッティが絵画や エッチングなどの肖像画であることを見ると、まさに一般的に写真が普及していくギリギリの時代だったようです。今ではアーティストの肖像といえば、いわゆ る「アー写(アーティスト写真)」というように写真が定番ですが、昔のように絵画や版画などの「肖像画」にしてしまうというのもイメージを膨らませてくれ るので大いにアリだと思います。

 

国と書体を掘り下げてみる!

bodoni
今も愛される定番書体「Bodoni」

 

イ タリアのベルガモに生れてたドニゼッティ。この時代の同じイタリアで誕生し、今でも広く使用されている書体といえば「Bodoni」です。イタリアの活字 製造者のジャンバッティスタ・ボドニ (Giambattista Bodoni)が19世紀初期に制作したセリフ体書体で、個人的にもとても好きな書体の1つです。

 

登場人物(キャラクター)を掘り下げてみる!

このオペラにはユニークなで愛すべきキャラクターが登場します。

【wikipediaより抜粋】
アディーナ - 美人で頭も良いが、ちょっと高慢な富農の娘(ソプラノ)
ネモリーノ - 単純で間抜けな貧農、アディーナに想いを寄せている(テノール
ベルコーレ - 若くて野心満々の軍曹(バリトン
ドゥルカマーラ博士 - 口の達者なインチキ薬売り(バス)
ジャンネッタ - 村娘。事情通のうわさ好き(ソプラノ)

さしずめ

アディーナ - しずかちゃん
ネモリーノ - のび太
ベルコーレ - ジャイアン出来杉くんを足して2で割った感じ
ドゥルカマーラ博士 - ドラえもん・・・ではなく喪黒福造
ジャンネッタ - チカコ(ひみつのアッコちゃん

といった感じでしょうか。
ジャンネッタだけ赤塚作品のチカコというのが苦しいですが(笑)。