時代は変わった。音楽ビジネスはこんなに進化していた。
CDが売れなくなったと言われて久しいですが、衰退していく物もあれば隆盛していくものもあります。まだPCがそれほど普及していなかった90年代に青春時代を過ごした身として、未だに新しいインターネットのビジネスなどには敷居の高さを感じてしまいます。
しかし時代はもう2015年。自分の青春時代などは20年も前であることにしみじみと時の流れを感じてしまいます。
最近の記事で「iPod難民の行く末は…プレーヤー多様化で「何で音楽を聴けばいい?」 | 日刊SPA!」というものがありましたが、20年前という歳月は自分の青春時代(90年代)からみた70年代みたいなもので、そりゃあ音楽も変われば音楽ビジネスの形も大きく変わってきているわけです。
そんな新しい音楽ビジネスの形に壁を作っていてはもったいない。明らかに当時に比べて音楽を発信しやすくなったこの時代、新たな音楽ビジネスサイトなどを駆使しない手はありません!
アーティストに強力なイベント支援サイト「Peatix」
2.9% +¥70の利用料で誰でもチケット販売。Peatix はイベント、セミナー、忘年会、音楽ライブなど様々なシーンで活躍するイベント管理サービスです。告知ページ作成、チケット販売、集金や参加者の管理とコミュニケーションまで、イベント主催者を徹底的にサポートします。
モバイル、Eチケットで簡単イベント運営。3人のワークショップから3万人のフェスまで。・・・と謳うこちらのサイト。イベントの開催に必要になってくるチケットの販売や告知ページ作成、お客さんの管理等の面倒な作業を簡単に行うためのツールを提供するサービスです。
多くのサイトでも取り上げられ新たなイベント運営の形として期待されています。
次世代の音楽のストリーミング配信サービス「Spotify」
2008年10月にスウェーデンでスタートした音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、定額での聴き放題が特徴で、、ほぼすべての端末(PC、スマートフォン、タブレット等)で利用可能です。残念ながら日本ではまだサービスが始まっていませんが、海外ではすでに多くの支持を得ている強力な音楽サービスです。
新しい配信スタイル「bandcamp」
アメリカの音楽ダウンロード販売サービス「bandcamp(バンドキャンプ)」は誰でも簡単に楽曲を販売できるプラットフォームです。様々な音楽ジャンルや多くの国の音源が集まっているので世界に向けて楽曲を発信できると言えます。
バンドキャンプの特色として
- 高音質での配信が出来る
- レスポンシブルデザインに対応
- 価格を自分で決めることが出来る
- マーケティングをサポート
を上げています。
私自身良く利用するサービスなのですが、音楽を購入する側と発信する側の双方にとってとても有意義なサービスと感じます。
日本語で丁寧に説明されているサイトもありますので、これからお手軽に楽曲を販売したいという方は一度利用してはいかがでしょうか?
日本語開設サイト>> bandcampのすすめ
家の中でライブを楽しめる「Stageit」
アーティストがウェブ上でライブ中継を提供することのできるサービス。あまり日本では浸透していませんが、有料でライブ配信をしたいというミュージシャンのニーズはあると思うのでもしかしたら今後日本でも浸透していくかもしれません。
プレス在庫リスクなしで自分の曲をアナログレコードにできる「QRATES」
QRATESに自分のショップを作ればレコードやデジタルで音楽を直接ファンに販売可能 ファンに直接販売できるので高い利益が得られます ファンのニーズや楽曲のプロモーション目的に最適化したダウンロード販売やフリーダウンロード、ストリーミング視聴を提供できます。
アーティストがサイトに自身のショップを開き、クラウドファンディングによるアナログレコードのプレス販売やデジタル音源のダウンロード販売など行うことの出来るサービスです。昨今アナログレコードの大幅な売り上げ増加のタイミングにもマッチしています。
面倒だったバンドHPの制作もこんなに簡単に「WordPress」
インストール版:https://ja.wordpress.org/
レンタルブログ版:https://ja.wordpress.com/
オープンソースのブログ/CMS プラットフォーム「WordPress (ワードプレス) 」は、拡張性が高く今最も利用されているHP構築の形ではないでしょうか。実際、現在インターネット上のサイトの23%がWordPressで構築されているそうです。複雑なプログラミング言語を知らなくてもサイトを構築、運営できるように考えられたソフトで様々なデザインテンプレートも配布されているのでネットなどで調べながらいじっていればある程度かっこいい形になると思います。
オリジナルドメインやサーバーを契約せず、無料で使用したいという方には「インストール版WordPress」ではなく「レンタルブログ版WordPress.com」を使用しましょう。
いかがでしたか?
まだほんの一部で、なおかつ現在進行形でどんどんと新たなサービスが誕生しています。
こういったサービスを駆使することで時間を効率的に使い、より良質な音楽の創造に費やす時間が増えるのは素晴らしいことだと思います。